独特の世界に魅せられて

トキメキ泥棒の多くのファンは、彼らの音の少ない、行間、文字の間の世界を楽しんでいます。聴く人、受け取る側のイマジネーション次第で、トキメキ泥棒の作り出す世界が変化し、広がります。

地図要らず芋子の透明感のある歌声にファンは自分の気持ちや思いを重ねています。ありきたりな日々の中の、小さな出来事かもしれない、でも、感じる人にはとても大切だったり、大きなことだったりします。それを見逃さず、感じ取る地図要らず芋子の歌詞にファンは惹かれます。

地図要らず芋子の歌声だけが注目されがちですが、彼女を際立たせている、しあわせとティッの絶妙なコーラスとベースとドラムがその歌声の魅力を引き出しています。

転調、変調を多用しているのは偶然ではなく、その歌詞に込めた感情をそれによって見事に演出しています。そういう何気ない、自然な音楽に癒されるファンも多くいます。

のんびりした雰囲気、肩の力を抜いて聴ける音楽は、ストレスの多い現代人にとって癒しにもなり、トキメキ泥棒の評判の高さはそういう背景もあるのかもしれません。